黒毛和牛っていつから呼ばれているんだろう

黒毛和牛(正式には黒毛和種)という名称はいつから使われるようになったのでしょうか。

それは、昭和19年(1944年)の出来事でした。

黒毛和牛

明治以降、日本では牛肉の需要が増え始めました。それに伴い、農商務省(現在の農林水産省と経済産業省の前身)は、洋種の牛を輸入し、日本の牛と交配する品種改良に力を入れるようになりました。その努力が実り、現在の黒毛和牛のような、黒褐色の、脂肪交種・肉の色沢・肉のキメや締まり具合などの肉質形質に優れた遺伝子を持つ牛が出来上がったのです。それを昭和19年に黒毛和種、一般に言う黒毛和牛という名称に認定したわけです。世界に誇れる肉牛を作るということが、国家をあげた一大プロジェクトだったということです。

優良種雄牛の作出と全国的利用

このような改良努力があったおかげで、私たちは美味しい黒毛和牛を食べられるようになったのです。

ここで、最近人気急上昇中の黒毛和牛のブランドを一つご紹介します。それは「石垣牛」といいます。恐らく多くの人は聞いたことがあるのではないでしょうか。

株式会社吉田ハムが「飛騨牛の名付け親」と呼ばれる理由・・・ | 株式会社吉田ハム

石垣牛とは、沖縄県石垣市及び八重山郡で生産され、厳しい条件をクリアした黒毛和牛のことをいいます。2007年の九州・沖縄サミットの晩餐会で石垣牛がメインディッシュに出され、各国のVIPたちの舌を唸らせたという逸話があります。豊かな自然の中で育てられた石垣牛は、ほとんど県外に出荷されておらず、沖縄でしか食べられない、まさにご当地ブランド牛なのです。沖縄に行ったら、是非石垣牛をお試しください。

私たちがこうして日々美味しい黒毛和牛を食べられるのも、生産者さんたちの並々ならぬ努力の歴史と現在の努力があるからなのです。感謝して食べたいと思います。